1月17日
昨日だったが、今年で27年目の1月17日。
もう、そんなに経つんだなと、毎年思う。
毎年、そう思えるのも運命なのかと。
当時、住んでいた地域は震度7地域だった。
特に火災が酷かった場所。
幸い、私の住んでいた所に、火の手は来なかった。
地震発生後の空は薄暗い中、赤黒かったのを覚えている。至る所から、灰が舞ってきた。
色んな音が鳴り響いていた。
辺り一面、パニックの人、人。
大人が皆んなパニクっていた。
数日後、避難先の駐車場には無数のブルーシートが並べられていく。
恐ろしくて、近寄れなかった。
それでも皆んな必死で生きていた。
食べ物も水も、限られていた。
お風呂に入ったのは何日後だったか忘れたが自衛隊の仮設風呂は天国だったのは記憶にある。
人の本性が、だんだん出てくる。
他人に食料を分ける人も居れば、いくつも、自分のばかり抱えて、去っていく人。
皆んな必死で生きていた。
27年。
あの時の、必死に生きてきた人達は、今どうなったのだろう。今も必死に生きているのかなと思う。
必死の度合いは違うだろうけども。
犠牲者に追悼を祈り、今日も一日、変わらない日々を送れる事は当たり前じゃないからな!と言い聞かす!